オジサン画家のMuuです。
みなさんに愛していただいている
「私のオジサン」。
それもこれも続々増加中の
オジラーの皆様のお陰です!
ありがとうございます☆
実は「私のオジサン」が誕生したのは
2022年1月!まだ日が浅いんですね。
今回はオジサンファンの皆様と
絵描き志望の皆様に向けて
「私のオジサン」の誕生のきっかけから
完成までをお話ししますね♪
誕生秘話① オジサン発想の大元は「金の葉」
ボクが真剣に絵の道で
食べていこうと思ったのは2021年6月。
「私のオジサン」誕生の半年前ですね。
以前から少しだけ油絵は描いていたんだけど、
なにせ画家を志したのが53才だから
時間がない!
とにかく個展を開こう!っと思ったんだけど
会社勤めをしながら油絵を描いていたのでは
一つの作品完成に3カ月かかる…
個展を開けるのはいつのころやら~
って感じだったので、
制作に時間のかからない画風を模索して
いろんな画材で描き始めたのです。
半年近く、いろいろ描いてみて、
ボクは一旦、筆を置きました。
これらで個展を開けない訳ではないんだけど、
画風がバラバラだし…
そこで、
自分の描きたい絵と、
売れる絵というものを、
もう一度考えようと、
1ヶ月間ほど筆を執らずに
考える期間にしたのです。
で、今まで描いてきた絵の中で
気になったのが、ボクが勝手に名付けた
キラキラ画の「金の葉」。
これです。
誕生秘話② オジサン画の原型が生まれる
この絵は、
すでにご活躍されてる先輩画家さんからも
注目された絵でした。
この路線で活路を見いだせないものか…
その年の暮れ、ボクは一人、
静かに考えていました。
そして無意識的にキラキラ画で
ササ~っと描いたのが
この絵。
この絵を描いたとき
手応えというと大げさだけど
自分の中で
「この絵、好きだな~」って思えたんです。
ちょっとキラキラしてるところまでは
写真では伝わらないかな…
とにかく、この絵で活路を見出そうと思い、
新年を迎えました。
この絵がオジサン画の原型になろうとは
この時はまだ思ってもいませんでした。
誕生秘話③ Mei氏のひとこと
まず取り掛かったのは
この絵は都会の夜景に
向いているのではないかと思い
世界の夜景をドローイングしていきました。
何枚も描いているうちに
ボクが人影を入れ始めたときでした、
ボクの絵のファンであるMei氏が
ドローイングを見て、ぽろっと一言。
「いつも同じオジサンがいても面白いよね」
このときボクはまだその言葉を
なにげなくしか聞いておらず
「うん、うん」
ぐらいの返事だったかな。
誕生秘話④ 変なオジサン現る!
そうこうしていると、
別に夜景でなくても
バーカウンターとか
夜の暗い設定なら室内でも
合うんじゃないかと思い、
描き始めると、
やっぱりこのカウンターにも
オジサンが座ってる方がいいな~と…
で、最初に描いたキラキラ画が
これ。
変なオジサン登場!(笑)
この絵、どこかで見たことがある人も
おられるのではなかろうか。
ご存じない方は下記の作品集から探してみよう♪
かなり今のオジサンに近いですよね!(笑)
でもどこか違う。
姿勢もピンッとしてないし~
実はこれでも修正後なの(笑)
修正前はもっとやさぐれたオジサンで
下品にゲラゲラ笑ってるような
酔っ払いでした~(残しておけばよかった笑)
その酔っ払いをMei氏に見せると
「違う~!そんなんじゃない~!」
と、一喝のダメ出し(汗)
Mei氏が怖くて速攻で描き直しました~😅
誕生秘話⑤ かじかむ手でオジサンの顔を…
そんなやりとりの中から
Mei氏の頭の中には
明確なオジサンの姿があることを
感じました。
翌日だったかな?
会社からの帰り道、
真冬の寒い日でした。
ボクは何かに突き動かされるように
オジサンの顔を手帳に
描きまくりました。
描いてはスクショで撮って
Mei氏に送る。
その都度 Mei氏は
「そんな優しい目じゃない」とか
「そんな年寄りじゃない」とか
次から次へとダメ出ししてくる。
ものすごいスピードで
描いては破り描いては破りって
感じでしたね~
ボクは何かここが運命の分かれ道
みたいに感じて、
かじかむ手で必死に描き続けました。
これがそのときの殴り描きです。
そして最後に描いたのがこれ。
(今より少し男前ですね~汗)
Mei氏は「これー!!」と感激!
ついに彼女の頭の中のオジサンと合致したのです。
これがオジサンが誕生した瞬間でした!
誕生秘話⑥ 衣装はイケオジ
オジサンの衣装はすんなり決まりました。
Mei氏からイケオジと聞いていたので
すぐにストール!って思いついて見せると
「そう!こんな感じこんな感じ~」と
一発OKでした。
ちなみにその時点では
ダブルのコートを着せていましたが、
ストールでボタンが見えにくいと
判断して最終的にはボタンを取りました。
これによって季節に関係ない衣装になったかな。
誕生秘話⑦ 犬と小鳥が付いてきた!
オジサンの顔と衣装が決まって
ほぼ形が見えたとき
どうも寂しいなぁって感じたボクは
動物をそばに配したいと思いました。
オジサンのそばにいつもいてる動物。
まぁ桃太郎みたいなもんですね~
犬はすぐに思いつたんだけど
もう一つ動物欲しいけど
猫じゃないよなぁ…
小鳥でどうだろうって
Mei氏とも相談して決定しました。
ちなみに、当初のわんこの目は
優しい目でした(笑)
今みたいにひねた目つきでは
なかったんですね~
これもMei氏の意見で…
と、いうより、彼女の頭の中では
自然とわんこと小鳥の
性格とアナザーストリーが
すでに出来上がっていたのです。
Mei氏は、
オジサン、わんこ、小鳥の
それぞれの性格が自然とわいてくると言ってました。
「考えなくても、私の中では実在してるの」
なので、変な話、
ボクが絵の構想を考えたとき
彼女にオジサンのキャラとか
これで合ってる?って
確認することもありました(笑)
誕生秘話⑧ 完成へ
さぁ、あとは色です。
特にオジサンの衣装を
いろんな色バリエーションを作って
検討しました。
これがそのときのもの。
Mei氏に送ると
どれも可愛いなぁって盛り上がりました♪
結局、オーソドックスなカラーを
基本カラーとしようと決まりました。
他の色はレアバージョンとして
ときおり描くことになったのです。
こうしてオジサンが完成したのです!
オジサン誕生後、Mei氏はボクの前から消えた…
このあとボクはこの素敵なオジサンの
物語をつくりたいと考え
STORY絵画「私のオジサン」
を誕生させたのです。
実はこのストーリー、先に絵があって、
それらをつなげると導かれるように
出来上がりました。
この「私のオジサン」が
みんなに愛される、あなたにとっての
「私のオジサン」になって欲しい。
そして
世界中の人に愛されたらいいな~って思います。
オジサンのファンになって頂いた
オジラーの皆様、
本当にありがとうございます!
これからも「私のオジサン」を
よろしくお願いします。
末永く、応援くださいませ~
通りすがりのものですが、夢を追う姿に感動しました。応援しています。
コメントを頂いていてありがとうございます。
一人では心が折れそうなときもありますが
応援いただき励みになります!
よろしくお願いします。
オジサン誕生秘話。拝見いたしました。結局のところ…オジサン。は、
mei氏との合作なんですね…?
mei氏は…絵本作家か何かでいらっしゃるのですか?
夢追い画家muuさんの、オリジナルだと思って「おもしろい視点だな。」と、拝見しておりました。ちょっと…なんだろ?モヤモヤ〜とします。
自分は、オジサンより、建物や風景描写がステキだと思います。
もっと観たいです。
どんどん新作も、アップして下さい。
楽しみにしています♫
mei氏はただの人です。
僕のオリジナルにはこだわらなくて笑
僕の得意分野は風景です。特に建物。
しばらく体調をくずして休んでましたが
これから制作していきますね♪
オジサン誕生の話は、とっても惹かれます。私は風景画に目がいかなくて、兎に角オジサンに釘付けだったんです。
あの瞬間ホントに見入ってましたね。
サササーッと描いてしまったようなのに味わいがあり、物語を知らなくても自分で勝手に想像が膨らんでくるような楽しさが好きです。オジサンの傍に並んでいた風景画がおんなじ人の作品だと気付くまで、少し時間が過ぎましたが、夜景の美しさにも感動して、引出しの多さに驚きです。